クレジットカードや住宅ローンを申し込むとき、カード会社や金融機関は申込者の支払い能力を必ず「審査」しています。審査には申込者の年齢や年収、勤務先、勤続年数などの属性に加え「信用情報機関」に蓄積されている信用情報が使われます。その信用情報をわかりやすく指数(スコア)化して見られるサービスが2024年11月28日に始まりました。今回、新たに指数化サービスを始めたのは、クレジットカード会社や貸金業者などが加盟する信用情報機関のシー・アイ・シー(CIC、東京都新宿区)です。CICは貸金業法と割賦販売法で指定されている信用情報機関で、加盟企業数は837社、登録されている信用情報は8.3億件、延べ9466万人分に上るそうです。通常、消費者がクレジットカードを申し込むと、カード会社はCICのような信用情報機関に申込者の信用情報を照会します。すでに保有するカードの枚数やローンの借入件数、利用限度額、残債の額、毎月の支払い状況、過去6カ月間の新規申込件数などの信用情報を確認した上で、支払い能力に問題がないと判断すればカードを発行するといった流れとなります。